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インビザラインの治療期間は最短でどのくらいか?
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2021.04.09

インビザラインの治療期間は最短でどのくらいか?

インビザラインの治療期間は最短でどのくらいか?

透明なマウスピース「インビザライン」を使って歯並びをきれいにするインビザライン矯正の治療期間は、平均で1.5~2.5年です。治療期間を決定するファクター(要因)は、不正咬合の度合いや種類、術者(歯科医師)の技量、治療後の仕上がりによって異なります。最短6か月で治療が終わることもあります。

1. インビザラインの治療期間を短くするには

1-1. 不正咬合の度合い

不正咬合とは“悪い”歯並びの状態のことです。例えば、“出っ歯”の方は、医学的に“上顎前突”という不正咬合になります。重度の上顎前突と軽度の上顎前突を比較すると前者の方が、治療期間が長くなります。重度の場合、歯を動かす距離など治療のステップが多くなるので治療期間が長くなります。

軽度の上顎前突

軽度の上顎前突
治療期間が短い
※ 軽度であれば1~2年

重度の上顎前突

重度の上顎前突
治療期間が長い
※ 重度であれば2~3年

※ 画像提供 ひらざわ矯正歯科クリニック

1-2. 不正咬合の種類

不正咬合の種類によっても治療期間の長さに違いがあり、すきっ歯などの空隙歯列が最短で治療を終わらせることができます。だいたい1年以内に治療が終わります。一方、上顎前突や下顎前突(受け口)は治療期間が長くなる傾向があります。

不正咬合の種類
※ 画像提供 大宮SHIN矯正歯科

1-3. 術者(歯科医師)の技量

インビザラインダイヤモンドプロバイダー

歯科医師の技量は当然のことながら治療期間を左右します。経験年数、症例数の多いドクターほど治療期間を短くすることができます。しかしながら、消費者がドクターのスキルを見分けるのは困難な部分もあります。1つの目安として、インビザラインの症例数を確認する方法として、プロバイダー制度というものがあります。3年以上連続でプラチナエリートプロバイダー以上のステータスを持つドクターは経験豊富といえます。

プロバイダー制度についてはこちらで詳しく解説されています。
https://gototatsuya.com/blog/2020/12/28/ダイヤモンドプロバイダー!!/

1-4. 治療後の仕上がり

矯正治療の施術

分かりやすく表現すると、雑に治療を終わらせれば、早く治療を終わらすことができます。逆に、丁寧に治療をすれば治療期間は長くなります。矯正治療は1つの歯を1㎜動かすために何か月もかかることがあります。ある程度の仕上がりで妥協することで治療期間を短くすることができます。

しかし、インビザライン矯正をしたことで口腔機能が低下するようなことがあっては本末転倒です。矯正治療の質が担保されている範囲で(妥協する場合は)緩い仕上がりにすることを強くお勧めします。

2. インビザラインの治療期間はどのくらいか

2-1. 平均治療期間は1.5~2.5年

インビザライン矯正

状来型のワイヤー矯正とインビザライン矯正を比べて、どちらかの方法の方が、治療期間が短くなるということはありません。ワイヤー矯正の平均治療期間が1.5~2.5年ですが、インビザライン矯正も同様です。

2-2. 最短で治療期間は?

空隙歯列など軽度の不正咬合であれば最短で6か月ほどで治療を終わらせることができます。しかし、このようなケースは非常にまれです。基本的には、平均治療期間がかかると思っておいた方が良いです。

誰でもできるだけ早く終わらせたいと思うものですが、決して、広告の甘い文言に惑わされないようにすることが大切です。

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