空隙歯列とは
歯と歯の間に隙間がある歯列の状態を空隙歯列といいます。すきっ歯も空隙歯列です。空隙歯列の原因はさまざまですが、生まれつき歯の本数が他の人に比べて少ない可能性もあります。
すきっ歯・空隙歯列になる理由
先天的欠損歯がある
生まれつき歯の本数が他の人にくらべて少ない人がいます。このような人は、顎の大きさに対して、歯が少ないので隙間ができてしまいます。専門的には、先天性欠損と呼びます。先天性欠損は10人1人いると言われております。
悪習癖によるすきっ歯・空隙歯列
指しゃぶり、頬杖をつくなどの癖により空隙歯列になることがあります。一定の力を加え続けると歯が動くからです。また、ベロの癖で空隙歯列になることもあります。
歯が小さい
顎の大きさに比べて歯が小さかったり、永久歯への生え変わりが行われず乳歯が残っていると空隙歯列になることがあります。
すきっ歯・空隙歯列を放置するとどうなるのか?
見た目の問題はもちろんですが、健康面でも弊害が起きます。噛む機能が落ちますので、ものが噛み切れず消化不良を起こします。また、隙間から空気が抜けてしまうので、発音障害を起こしたりします。
すきっ歯・空隙歯列なら部分矯正でできる可能性がある
前歯のすきっ歯を閉じるだけであれば、歯列全体を矯正する必要がないので部分的矯正で十分なことがあります。部分矯正であれば、費用、治療期間ともに大幅にカットできます。