下顎前突は手術が必要?
下顎前突(受け口)の場合、骨格的な問題に起因することが多いです。骨格的に問題がある場合、顎の骨を切る手術が必要となることがほとんどです。
下顎前突とは
下顎前突は、受け口とも呼びます。下顎前突になる原因は、骨格的な理由であることがあります。その場合、手術が必要になることもあります。
下顎前突になる理由
下顎前突は、歯性的なものと骨格的なものがあります。歯性的とは、歯の生えている角度が従来と異なることにより起きている下顎前突です。そして、骨格的とは、下あごが大きい、または、前方に長く伸びていることで起きている下顎前突です。
歯性的な下顎前突は、悪習癖(指しゃぶりやベロが歯を押す癖など)が原因で起きていることが多く、骨格的な下顎前突は遺伝によって起きていることが多いです。
手術をしなければならない下顎前突とは?
骨格的な理由で起きている下顎前突の場合、上顎に対して下顎が大き過ぎるため、下顎を小さくしなければなりません。小さくするために、手術を行い、下顎を切除します。
歯性的な場合は、手術をせずに、矯正治療のみで治ることが多いです。
どうしても手術をしたくない場合は?
手術を伴う矯正治療は、健康保険が適応となります。本来であれば自費治療である矯正治療を保険でまかなうことができますので、費用面でメリットがあります。また、手術を伴うことで、よりきれいな歯並び&顔貌を手に入れることできます。
一方、手術が怖いというデメリットもあります。骨格的な理由で起きている下顎前突は、必ずしも手術でなければ治らないということはありません。受け口の状態が少し残ってしまいますが、機能的に問題ないきれいな歯並びを手に入れることはできますのでご安心ください。